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【コラム】資金繰りでの事例

事例1、設備投資による資金繰りの圧迫
設備投資は、多額の資金を要するため、資金繰りを圧迫することがほとんどです。
多くの企業は、自己資金だけでは設備投資の資金を賄えず、銀行から借入を行います。
設備投資は、企業の成長、存続のために必要な資金投下です。
ただ、設備投資の難しいところは、設備により生み出される利益は長期にわたって回収されるため、
計画通りに利益を生み出せなければ、資金繰りを圧迫してしまう、という点です。
極端な言い方をしてしまうと、設備投資は、諸刃の剣なのです。
返済能力と、銀行から融資を受ける条件を考慮したうえで、計画を立てることが重要です。

事例2、資産の固定化による資金繰りの圧迫
資産は、銀行の格付けの指標にもあるように、その効率性、回転率の良さが求められます。
資産を十分に活かして経営することで、企業を成長させていくのです。
逆に、資産が十分な利益を生み出せなかったり、効率が悪かったりする(資産が固定化する)と、
企業の成長を止めてしまいます。
場合によっては、資金繰りを圧迫することも考えられます。
具体的には、資金繰りを圧迫させる資産や原因として、
売掛金の回収の遅れ、遊休不動産、不要な投資、過剰な設備、
過剰な保険、貸付金、などが考えられます。
自社の資産の回転効率を把握することが大切です。

 

事例3、売上増加による資金繰りの圧迫
売上が増加するということは、収入が増えると同時に、支出も増加することになります。
当たり前のことですが、お金が入ってくるのを待っている金額(売掛金等)が増えるのとともに、
支払いを待ってもらっている金額(買掛金等)も増えます。
つまり、運転資金が増加しますので、資金繰りが忙しくなる可能性が非常に高いです。


経営者の中には、「とにかく売上があがればどうにかなる」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
しかし、どれだけ売上が上がっても、資金繰りがうまくいかないと、『倒産』を招いてしまうのです。


【会社を続けていく上で、最も重要なのは、売上ではなく資金繰り】です。


売上を増加させるときは、資金の目処や、銀行からの借入の計画、
売掛金、買掛金のサイトも考慮してすすめなければなりません。
今回ご紹介した事例の他にも、資金繰りを圧迫する事例は数多くあります。

ただ、どの場合においても重要なことは以下の3点です。

1、自社の資金繰りの能力を把握すること

2、資金繰りの計画を立て、設備投資や、借入を行うこと

3、銀行融資を受けるため、常に自社の銀行からの格付けを把握すること


このようなことをしておくことで、

資金繰りが苦しくなって打つ手がなくなる、という可能性を下げることはできます。

 

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